サンドペーパーの番手選びと研磨の流れ
無垢材や古い塗膜の有無によって研磨のスタート番手が変わります。木口は塗料の吸い込みが強いため、粒度を1段細かくして均一に当てることで塗りムラの抑制に役立ちます。研磨の基本は木目方向で行い、往復せずに一方向に動かすことでスクラッチ傷の低減が期待できます。粉塵は塗装の密着を弱めるため、ブロワーや湿らせたウエスなどで必ず除去してください。サンディングシーラーを使用する予定でも、#240程度の中研ぎを加えることで塗装木材の密着と平滑性が安定します。室内は水性、屋外は耐水ペーパーや防塵対策を徹底すると、より美しい仕上がりにつながります。
木材塗装の下地で使われるプライマーや目止めシーラーの塗り順
吸い込み止めやアク止めの有無は、塗装の発色や耐久性を大きく左右します。素地を研磨・清掃したら、ヤニやアクが出やすい樹種にはアク止めプライマー、導管が粗い材には目止めシーラーを選びます。基本の順序は、アク止め→目止め→着色(必要時)→中研ぎ→上塗りです。水性下塗りは乾燥が速く臭気が少ない一方、油性は防水性と密着に優れます。塗り順や乾燥管理を徹底することで、白系の発色や黒やアンティーク仕上げでも色ムラを防げます。
傷や節や割れに使うパテの種類と注意点
パテは「室内外適合」「収縮」「色合わせ」「上塗り相性」を押さえて選ぶことで失敗を防げます。室内では水性パテが扱いやすく乾燥後の研磨性も良好です。屋外や高耐久が求められる場面ではエポキシ系が安定します。充填後は過充填を避けてやや凹ませ、乾燥後にフラットへ研磨するのが基本です。ステインやオイル仕上げでは色の乗りが異なるため、木粉とボンドで自作パテを作ると色なじみが向上します。ウレタン塗装木材に重ねる場合は、上塗りとの相性を確認してから本塗りへ進めてください。節はシーラーで封じてから充填すると、染み出し対策になります。
塗装木材の耐久や美観は、適材適所のパテ選択と適切な乾燥管理で大きく改善します。